【新唐人2014年9月4日】中共は先日、2017年の行政長官選挙について、民主派を排除した「普通選挙」の実施を決めました。これに対し、台湾の20近い団体が香港市民に民主化を諦めるなとエールを送っています。
香港 真の普通選挙を求める連盟 鄭宇碩氏
「諦めません。全世界に宣言します。我々は民主化の努力を続けると」
中共が選挙を骨抜きにする決定をしたあと、香港の学者はこぶしを固く握り、民主化への決意を表明しました。台湾の各団体も、香港にエールを送っています。
華人民主書院理事会 王丹主席
「中共寄りの人物だけの選挙など卑劣すぎます。台湾の馬政権に忠告しますが、中共の口約束を信じてはいけません。まともな政府ではないからです。香港へのやり方からその卑劣さが見て取れます」
台湾学生促進中国民主工作会・代表 郭豫謙氏
「中共は何も変わっていません。台湾人は覚えておいて下さい。中共は自国民をどう扱ったのか?香港人が今 どんな生活を送っているのか?台湾は香港の道をたどってはいけません」
香港人はあらゆる平和的な手段を使って、真の普通選挙を実現しようと努力しましたが、結局かないませんでした。これについて専門家は、中共は台湾の経済を掌握し、台湾政府も懐柔したため、香港の一国二制度の約束を簡単に破ったと言います。
台湾ウイグルの友の会 林保華理事長
「現在 中共はとても大胆です。台湾をすでに掌握したから、香港の一国二制度をやめました。中共が決定した普通選挙は現行の選挙よりも最悪です」
台湾労工陣線 孫友聨事務総長
「民主化は恩賜ではなく、一種の権力です。監視には必ず死角があり、弾圧には抵抗がつきものです。台湾は香港市民の側に立つべきです」
ひまわり学生運動の代表、林飛帆(りん ひはん)さんも「何があろうと、香港の友人たちを支持する。変化は抗争から生まれるものだ」と書き込んでいます。実際、20近い台湾の団体が立ち上がり、香港と共に民主化の道を歩みたいと、連署しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/02/a1134948.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)